保育園に入る為に保活っていつからはじめればいいの??

目次

「保活」とはわが子を保育園に入れるための活動!?

職場復帰を望むお母さんが

一番悩むのはなんといっても

保育園入園問題ではないでしょうか??

保育士としての立場から

また、2児を生後半年から保育園に

入園させた母としての経験から

「保活」についてお伝えしようと思います。

最近、厚生労働省が「保活」についての

実態調査を行ったことから知名度が

上がりましたが…

そもそも、

「保活」とは何ぞや??

という点から、

「保活」で成功するには!?

という事までお伝えしようと

思います。。

まずは…

「保活」とは??

子供を保育園に入園させたいと

希望する保護者が、

保育園に入園するために行う

活動の事です。

そもそも、

この「保活」が行われるように

なったのかというと…

待機児童問題が本格化した

2006年の4月ごろまでさかのぼります。

そもそも「待機児童」というものは

1995年の厚生労働省の「待機児童数」の

発表によって一般的に認識されました。

ですので、

保活自体はそれ以前から行われていた事です。

でも例えば、

「公立小学校」に入学する為に

一般的に努力が必要でしょうか??

答えはNO!

小学校の方から入学案内が送られてきます。

しかし、

公立保育園に入園するためには

保護者の多大な努力が必要となります。

それはどうしてでしょうか?

保育園に入園希望者数と

保育園の受け入れ数の、

需要と供給のバランスがあって

いないためだからです。

待機児童問題が発生してから、

20年以上経過した現在も

それが解決していないのは

やはり政府に問題があると私は考えます。

「保活」は待機児童問題・少子化問題から発生

待機児童は20年以上前から問題に

なっていました。

「保育園入園希望者>保育園受け入れ人数」

少子化にも拘わらず、

という状態が20年間ずっと続いている

という事です。

日本の政府は20年間何をしていたのかと

問いただしたくなります。

たとえば、

日本と同じように少子高齢化が進んでいた

フランスは画期的な少子化対策により

少子化に歯止めをかけることに成功しました。

例えば…

☆子供を一人産むごとに毎月10万円程度の

補助金が加算される。

3人産めば毎月30万円が受け取れる

イメージです。

☆また、就労の有無にかかわらず

ベビーシッター等に格安で預けられる。

☆3歳以上の託児・保育は無料。

☆3歳までは産休期間として

片親が休業する権利を認められ

その間の休業手当も補償されている。

☆また不妊治療や避妊手術の完全無償化。

☆高校までの公立学校の学費の免除。

子どもを産まない理由が見当たりません。

またフランスのすばらしい点は、

これらの補助が受けられるのが

自国民に限らず広く移民や異国籍の方も

OKな点です。

こういったすばらしい政策のおかげで

特殊出生率2%以上を達成しました。

これは、

一組の夫婦の間に4人程の子供がいる

イメージです。

(フランスは未婚率・離婚率・再婚率も

 高いので一概には言えませんが…)

それに対して日本は…

妊娠や出産休業を理由に

退職に追いやられることも。

産休の保証はあるが

育休取得を認めない職場も多い。

育休を取得できても

中小企業は無給の場合がほとんど。

復帰できても

キャリアアップは見込めない。

復帰したくても、

保育園は定員いっぱいで

待機児童問題が発生。

保育園に預けられなければ

解雇されても文句も言えない。

待機児童の問題は

解決できるはずなのに

後回しにされてしまっているんです。

というのは、

政治家は選挙の票がより多く獲得できる事を

優先します。

若い世代の親御さんの中にも

「選挙に行かない」

という方が増えてきました。

また、

保育園問題というのは

子供が小学校入学までの期間限定で、

待機児童対策に力を注いでも

固定的な票にはなりません。

こういう事から待機児童問題は、

後回しにされてしまっています。

介護や年金問題に関心のある

団塊世代は子育て世代の倍の人数で

そこに注力したがる政治家は多いです。

しかし、

子育て世代がきちんと選挙に行って

待機児童の対策に尽力する政治家に

票を入れれば政治は変わります。

ぜひ、待機児童問題解決のためにも

投票に行ってください!!

また、

そもそも保育に欠けていないと

保育園に預けられないという点が

間違っているんではないでしょうか?

核家族世帯が主流の現代社会において

母親の育児に関する負担・責任が

あまりにも多すぎる。

夫は仕事で不在、

24時間子供と家の中で過ごす日も多い

という母親も多い。

保育園か幼稚園に通いださない限り

母親には365日休日が与えられない。

インフルエンザやノロウィルスに

感染しても預け先がなければ、

体調が悪くても子供の世話を

しなければならない。

一瞬の気のゆるみが

子供の命にかかわることもあり、

万一の場合の責任はすべて母親に

押し付けられる。

現代の核家族家庭の母親業は

労働条件としては劣悪そのもの

ブラック企業も真っ青です。

母親だって、

「ほっ」っと息抜きができる

休日や休み時間が必要です。

保育に欠ける子供にしなければ

預かってもらえない現実。

すべての女性が働きながら

妊娠・出産・子育てをする社会であれば

保育に欠けるか欠けないかなんて

関係無くなります。

「保活」を成功させるためには早めに始めることが重要

保活を成功させるための秘訣は

ズバリ「早めに始める」という事です。

どんなに早くても早すぎるという事は

全くないです!

え?まだ生まれてもいないこどもの

入園希望なんて行政側としても

受け付けてもらえないでしょ?

実際本格的に行動を開始するのは

産後になってからです。

しかし、情報収集や根回しなどは

早めに始めることができます。

何度も市役所に通って

担当職員と顔見知りになっておくと、

有利に進めるための情報等を

教えてもらえることも…

子供が生まれてしまってからの

外出って思った以上に大変です!

夜泣きで睡眠不足の中

家事を済ませて、

授乳グッズ・おむつ・着替え…

様々用意を完璧に整える。

それでも、

外出先でウンチ大爆発…(; ・`д・´)

抱っこ紐までウンチまみれ!!

なんてことも…

ですので、

妊娠中に準備できることは

準備しておきましょう!!

(もう出産しちゃったよーという方も、

 なるべく早く「保活」をはじめましょう。

1.「保活」前によく考えてほしいのが

「どういった子育てをしたいか?」

それにはどういった幼稚園・保育園に

入園させるべきか?という点です!

「何でもいいよ、なるようになるさ!」

おおらかな時代に子育てした世代は

そんな風に言いますが、

現代はなかなかそうとは言っていられない

状況です。

家計状況とも相談しながら、

きちんと道筋に沿って成人して

巣立つまでをイメージして

見ましょう。

2.市役所の保育の担当課に行って

 通いやすそうな保育園、

 現在の待機児童事情、

 保育園入園の際の必要書類・

 提出期限・点数配分…などを

 教えてもらいます。

電話はメールでも聞ける事でも

あえて市役所に出向き担当職員と

顔見知りになり、アドバイスして

もらいます。

また窓口で、

年度途中の欠員情報をいち早く

教えてもらって入園できちゃった!

なんていうママさんも居ました。。

3.希望の保育園の見学を複数回行う。

毎日の登下園の雰囲気や、公開日や運動会、

行事の日など行ける時はなるべく行きます。

そこで、在園時の保護者と会話してみると

保育園の実情や保育園に入る為の

ノウハウを教えてらえることも!!

こんな待機児童問題が深刻な時代ですので

「入れればどこでもいい」なんて

考えてしまいますが…

保活の目的を「保育園に入れる事」

と思っている方も多いかと思いますが、

真の目的は「希望の保育園で卒園する事」

なんです。

保育園で過ごす幼児期は人間形成の

基礎となる重要な時期です。

あなたのお子さんを温かく見守り

個性を認めてくれる保育園を見極め

そこに入園できるように全力で

「保活」して行きましょう!